10年後の健全経営を見据えた美容室の独立開業のお手伝い ヘアサロン開業アカデミー

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ヘアサロン独立開業者とは優秀な人?エリートなのか?

美容師全体の中から実際に開業する人は極めて少ない

美容師さんという仕事は、まだ学生や職する以前の段階から

「いつかは自分の美容室を持ちたい」という目標を持ち

将来の独立開業を視野に入れて選ばれる職業とも言われています。

とはいえ、全国の美容師全体の中で実際に独立開業する割合は

実は一握り程度です。
このデータから考えると実際に独立開業を実現させる人物というのは、

優秀なエリートなのかもしれません。

開業は実現しても、長く存続している店も少ないのが現実

しかし、その独立開業は実現できたとしても開業2年目以降も運営をきちんと続けて存続している率は、

ほんの一握りで極めて少ないのが現実なのです。

29歳で独立した私も当時は若いうちから独立開業することは凄いことだと思っていました。

 

仮に同級生が独立しようものなら・・・
「あいつ、独立したんだって!すごくねぇ?」

一般的には独立そのもの自体が凄いと思えてしまうものです。

しかし、独立開業そのものは、一定条件を満たせば誰にでも可能なことなのです。

もし、独立開業を果たし、

「あいつ凄いね。さすがだ!あいつは成功者だ!」

と一時的に賞賛されたとしても、

わずか1~2年で運営が困難となりお店を閉めることになろうものなら、たちまち

「あいつ、失敗したんだってさ、独立なんて甘いなと思ってたんだよね。」

周囲は手のひらを返したように、このような見方になってしまうでしょう。

独立開業して自分のお店を持つことは決してゴールではないのです。

店を手に入れる行為は単純に道具を買っただけの話

開業は、先々の長い運営の為の大きな道具(=店)を手にする段階でしかないのです。

このお店という高額な道具を手に入れても、長い期間にわたり使わずに終了してしまってはまるで意味がありません。

健全な運営をしている立派な開業者というのは、開業時に手にした道具(=店)をとことん使い込んで、

いずれ道具の買い換えのごとく改装したり、拡大のために移店をしながら、開業当初よりもパワーアップしていく人なのです。

真のエリートとは?

若い時期に独立開業して店を手に入れたとしても、それは決してエリートではないということです。

開業してそれこそ十年の月日が経過した段階においても

ずっと健全運営がを続けており、常に客に喜ばれて続けている。

事業拡大して店舗数を増やしている。

沢山の優秀なスタイリストを排出している。

10年後このような状況を得ていたのなら、これは、まぎれもなく

「成功しているエリート」と周囲から言われるではないでしょうか。

著者:

ヘアサロン開業アカデミー代表
美容室開業プロデューサー

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