美容室開業の物件選びにおいて客目線より自分の作業効率を重視してしまう美容師特有の基準

  • 2017-5-1

美容師さんの多くは少しでも人通りの多いところ、すなわち繁華街や商店街、駅前などを好立地と判断するもの。

そもそも美容師という職種で育ってきた人というのは、とかくお客の目線より、自分が作業しやすいかどうかという基準の方を重視する傾向が強い。

物件を探している段階から、外からその物件に辿り着くまでの道のり、周辺環境よりも、物件の室内側を吟味し物件を選ぶ判断基準にしてしまう傾向が強い。

施術椅子が何席とれるのか?
シャンプー台はいくつとれそうか?
ウエイティングスペースは広く確保できそうか?

この様な自分の作業効率重視の判断基準が強く、外から店内に辿り着くまでの客の視点を二の次にしてしまうものなのだ。

そして、人目に付きやすい場所で店を構えれば、
おのずと客は入って来やすいはず、
美容室の場所を認知しやすいはず、

そんな想像からなるべく人通りが多い場所や様々な店が軒を連ねているところを好立地と考えがちなのだ。

しかし、ここは客側の基準で想像してほしい。

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そもそも、人通りが多い道を歩いている時、
「あ、ここに美容室がある。入ってみよう」
という動機に繋がるのだろうか?

客は美容室の位置を認識していたとしても、今の時代、必ずホームページなどで事前に店の情報を閲覧し、施術メニューや料金など、手軽にスマホを使って行いながら様々な検証をした上で、来店を決意しているのだ。

外を歩いているだけで来店に繋がりやすいかどうかは非常に疑問なのである。

また、駅前商店街に面していて人通りの激しい立地の場合、10メートル程度離れて見てみると、沢山のお店に埋もれてしまい、どこが美容室なのか存在がわかりにくくなってしまうもの。

あわせて繁華街ともなれば、外部の騒音、喧騒も大きく非常に賑やかであることも想像できる。

そのような環境の中で、仮に店側が「極上の癒やしを得てもらいたい!」と思っていても、お店の前を行き来する人が多いことにより、お客にとっては、なかなか落ち着かなかったり、入りにくかったりという意識に繋がってしまう。

実は、目抜き通りのド真ん中に店舗を構えるより1~2本路地をずれて、やや落ち着いた場所の方が結果的に有利だったりすることも大いにありうるのだ。

将来、はじめて店に来店する客が、店の場所を探しながら訪れる際にも多くの店舗に埋もれているような場所より、若干人通りが減り、

立ち並ぶ店も少なめの路地にある場所のほうが10メートル離れた場所からでも認知しやいと考えらるのだ。

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