美容室開業で、物件を今いるお店の規模で選んでしまう問題

  • 2017-4-3

よくある傾向として、開業者が最初に気に入って選びがちな物件は往々にして、現在働いている職場と同じような広さや規模の物件に魅力を感じて選んでしまう。

日々働いている職場での感覚に慣れ親しんでいるせいか、どうしても同じようなサイズ感の店を自分でも持てると錯覚してしまうものだ。

現在働いているサロンがカット施術椅子5脚、シャンプー施術椅子3台、店舗面積は25坪(約82㎡)だとしたら、ほぼ同じような面積の物件を対象にしがちである。

普段働いている場所でいつも見ている来客数やそれに対応する施術スタッフの数、これをあたりまえのように日々体感し続けている習慣から、その規模が大きすぎたとしても感覚が完全に狂ってしまっているのだ。

 

では仮に気に入った物件の規模が大きすぎたらどうなのか?

その分、死んだ気で頑張れば良い。こう考えるのも人の常だが、特に技術畑で修行を積んできた美容師は、その真面目でまっすぐな気質ゆえに特にこういった意気込みで前に進もうとする傾向が強い。

 

頑張ってなんとかなれば良いのだが、経営に関して未経験である開業者にとって、先々の運営を考えるとそれがあまりにも無謀な決断となるかもしれないという判断など到底できるはずがないのだ。

 

今働いているお店は、しょせん他人の店。

あくまでもその店で働かせてもらっており施術業務や後輩への指導など実業務仕事に関しては慣れており有能かもしれないが、その店の経営となるとすべて未経験の素人であり、その困難さは計り知れないほど大変なのだ。

まずは、自分自身に見合った規模がどれほどのものなのか?この疑問を持つことが非常に重要なのだ。

 

その為には自分に適したサイズの図り方を知る必要があるわけだ。

物件の面積、家賃、初期投資総額等々、判断基準は多岐にわたる。あらゆる意味でのサイズ感、すなわち身の丈に合っている規模かどうかが重要だ。

いやいや、実は物件の規模より、もっと事前に探求しておかなけれならない要素が沢山ある。

 

物件のサイズよりも、まずは自分に合った独立開業全体の規模を整理するほうが先にすべきことなのである。

 

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