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店舗開業プロデュース・実録レポート

2005年10月1日発売、ビューティービデオマガジンvol_71では桶川の髪切床wagのサロン開業密着取材の内容が20分間にわたり収録されております。動画ではありませんが、bhの店舗開業プロデュースってどのようなことをするのかを理解していただくために、髪切床wagの開業プロセスを追跡した映像を基にご紹介いたします。ビューティービデオマガジンvol.71にて紹介しきれなかった内容を付加して、さらに詳しく解説したものです。(協力:ビューティービデオマガジン)桶川・髪切床wagの完成写真はこちらです>>>

設計編

コンセプト明確化の後、1週間が経ちました。いよいよ設計段階に入ります。所変わって、bhのオフィスでの打ち合わせです。伊藤真由美が作成した基本設計図面を基に、様々な意見を取り入れていきます。特に実業務にかかわる箇所、導線、収納のボリュームなど、オーナーさんは実際に長年現場で培った経験を遠慮なくデザイナーに伝えていかなければなりません。

ちなみに、右端にいるのが、グラフィックデザイン担当の辻井泰。
最初にコンセプトを立てるときも同じことが言えるのですが、オーナーさんは、店舗デザイナーに対し、希望を臆することなく伝えるようにしましょう。言いたいことを言わずに飲み込んでしまうと、これもやっぱり大変なことになるでしょう。店舗デザイナーに対して気負っているオーナーは非常に多いのです。これは非常に良くありません。店舗デザイナー探しのポイントですが、“この人すごそう”とか“出来そう”というだけではなく、目線を合わせて何でも言い合えるような関係を作れるかどうかに意識を向けたほうがいいと思います。bhでは店舗デザイナーの持ち味や作風も重要ですが、このオーナーと気が合いそうか、というところを非常に気にしながら店舗デザイナーを選出しています。
これが設計の打ち合わせです。イメージ面が定まった後に行うものですが、実際の通路幅や家具などのサイズが明確になってくる段階です。「この通路ちょっと狭いかも」とか「ミラーの位置が高すぎる」とか、ちょうど奥様が手を伸ばしたところにタオルがとれる棚が必要だとか・・・

このように実寸法が具体的に提案され、それに対し、もっとこうしたい、ああしたい、といったやり取りです。設計段階に行われる重要な情報交換っていうわけですね。
デザイン、設計他、全打ち合わせにおいて、飯島はお目付け役として監視していきます。熱く説明する店舗デザイナーの投げかけにオーナーは、ただうなずくだけ・・・というシーンによく出くわします。
そんな時、すかさず
「ちょっと待った!今の説明の意味きちんとわかりました?」
「えっ?いやっ、ちょっと・・・良くわからなかったです・・・」
「ダメですよぉ〜?分からないのに空返事しちゃぁ。そのまんま出来ちゃいますからね。今デザイナーが言ったのは・・・・・・・わかりました?これ、ご自分の意向と合ってます?」
「あ〜そういうことなんだぁ・・・それはあまり好き・で・は・な・い・か・な?」
「ほらねぇ、危なかったと思いませんか?遠慮なくバシッと言って良いんですよ?言われないほうが困るからね。」
「いやぁ、一生懸命やってもらってるのに悪いなぁって・・・」
「そんなこと、気にしない、気にしない、自分のお店でしょ?」
「は・はい」

このようなやり取りは本当に多いです。極めて多いです。
店舗デザイナーをはじめ多くのクリエーターは思わず専門用語を口にするものです。
「ここのところを、セットバックさせて、このラウンド切った壁にスクエアーなモジュールを表現します」
???意味分かります?分からないでしょ? そこに大きな落とし穴が生まれてしまうのです。bhのプロジェクトではクリエーターたちになるべく専門用語を控えて、標準語に置き換えてあげてほしいと指導しています。とは言っても思わず飛び出す横文字や専門用語、これはクリエーターたちの習慣上いたし方ないところではあるんですけどね。私も以前は格好つけてこんな表現使ってたし・・・でも、今はそんな瞬間、毎回待ったをかけ、詳しく通訳、解説をしてゆく私なのです。

bhで開業した先輩オーナーさんたちはこんなシーンに出くわした記憶がいまでも残っているのではありませんか?
bhでは工事業者選びの方法として、基本的には複数社(理想的には3社以上)の競争見積(入札)を開催することをお勧めしています。 デザイン設計の打合せ後 、作成される設計図面は複数の工事業者が同じ条件で見積できるように、細部にわたり選定された素材や制作方法を図面に反映させていきます。(仮に1社のみの見積もりでも同様)この設計図面がいい加減だと、当然公平な競争が成り立たなくなってしまうからです。 今回のwagさんの場合は、適正を導き出すため3社の入札を行いました。 3社、同日同時刻に見積説明をし、同日同時刻に回収されます。そこで集められた3社の見積書の全ページ全項目にわたり、徹底的に検証を施していくのです。すると、業者によっては項目漏れが存在したり、多く積算しすぎていたりなど、業者によって得意不得意分野が見えてきたりするのです。業者の中には店舗工事経験がないことが見積書を通して発覚することもあります。もし、店舗施工の経験がない業者であった場合、とても大きなトラブルが発生することもあるのです。事実、過去の私の経験ですが、某有名大手住宅メーカーに店舗工事をやってもらったことがありますが、一言では言えないくらい最悪の結果になってしまったことがあります。ですから、この競争見積という段階は、きわめて慎重に査定すべきポイントなのです。

※ bhのプロデュースでは、bhからの推薦による1社絞込みの見積依頼の場合や2社簡略入札の場合もあり、要望に応じて選べます。
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bhの店舗開業プロデュースって一体どんなことをしてくれるって言うの?