bh・適正金額による安全な美容室開業、その他店舗開業
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店舗開業プロデュース・実録レポート

2005年10月1日発売、ビューティービデオマガジンvol_71では桶川の髪切床wagのサロン開業密着取材の内容が20分間にわたり収録されております。動画ではありませんが、bhの店舗開業プロデュースってどのようなことをするのかを理解していただくために、髪切床wagの開業プロセスを追跡した映像を基にご紹介いたします。ビューティービデオマガジンvol.71にて紹介しきれなかった内容を付加して、さらに詳しく解説したものです。(協力:ビューティービデオマガジン)桶川・髪切床wagの完成写真はこちらです>>>

物件設備チェック〜物件契約編

これは物件の適性、物件設備チェックの模様です。チェックポイントは総額予算のわりに割り不動産取得費が大きすぎないこと、また、いくら好立地であっても、既設の設備が無駄な予算を使わずに済む状態であるかなどを見ていきます。萩原さんの場合、店舗開業総額1200万円のうち、物件取得費、美容機器、運転資金、店舗デザインなどなど、計算していくと工事に使える費用が630万円になりそうでした。正確に言うと、それ以上は逆立ちしても絶対に掛けられないわけです。

残念ながら、この物件に飯島はダメだしをしました。まず、エアコンが旧型すぎること、トイレが和便器だったこと、出入り口のサッシュが存在しないこと、電気容量がまるで足りないことなどが理由でした。この物件の設備を理容室仕様に整えるだけで、630万円の半分以上の予算がなくなりそうでした。これでは演出部分に使える割合が少なすぎます
物件設備チェックで、内見3件目にしてやっとたどり着いたこの物件。もうお分かりですね?そう、wagはココで開業したのです。この物件はエアコン、トイレ、給排水、ガス、電気容量も十分だった。

bhでサポートしたほぼ全オーナーがこのきわどい設備チェックという段階を経験しています。
ちなみに私、ブルース・リーの物まねしているわけではありません。(あっ、失礼しました。)
気に入った物件なのにエアコンはない。トイレもないといった状況だったら、割り当てる予定の630万円からエアコンやトイレを作らなければならなくなるのです。エアコン、トイレの有無は、オーナー自身も、そして未来に来てくれるお客様も一切価値を感じません。存在して当たり前の要素だからです。電気容量も、ガスも水道も同じです。設備チェックの場合、まずは理容室仕様に適した物件かどうかを見分けることが重要なんです。このように限られた630万円のうち、できるだけ多くの予算が、演出部分に使えることが理想だと思いませんか?物件チェックの重要性わかっていただけますか?
お店がオープンする前の状態ってこんな感じなんです。一般の方が自分の業種に適した物件かどうかをきちんと判断するのは非常に難しいことです。つい、「ここならばイケるかも」という基準で先に物件を借りちゃう人、大変危険です!そういった方が開業後1年以内にお店を閉めているのです。仮に経営不振で1年以内にお店は退店しても、開業のために借入した資金の支払いは容赦なく5〜10年続きます。両親から資金援助してもらって人は、親まで巻き込んで家庭崩壊です。まさに地獄絵図だと思いませんか? 声を大にして言います!物件契約からはじめる店舗開業はやめましょう!


ここで注意です。仮にエアコンとトイレがあったとしても安心はできない場合があるんです。エアコンが存在したとしても、かなり旧型だったり、たまたま前の契約者が撤去せずに出て行った場合など様々な事例が考えられます。仮に、旧型なら、運悪く開業1年未満にガタがきて、結局開業後まもなく新品に入れ替えしなくてはならなくなることもあるのです。すると、かえって大きな予算を掛ける羽目になりかねません。また、撤去なしに残されていた場合でも、オーナー側が、撤去+新品設置をし直すわけで、結果的に割高になる原因になります。
そしてもう1つ、 仮に家庭用エアコンが残されていても、店舗を開業するわけですから、パワーそのものが全然足りないこともあります。また、家庭用のエアコンは、毎月の電気料金が業務用よりも、料金がかさむケースが多いということを知っておくと良いでしょう。
「まぁ、お二人の開業予算組みから考えて、この物件で、なんとか行けるんじゃないでしょうか、いままで見た物件(3件内見)の中では最も予算を抑えられる可能性が高いですよ」
「いやー、実はこの物件が一番気に入っていたんですよ」
楽勝とはいえないが、何とかできるのでは・・・というジャッジをした瞬間、お二人から笑顔がこぼれた。萩原さんご夫婦曰く、「飯島さんのOKが出るかどうかドキドキでした。きっと駄目だっていわれるんだろうなぁって思ってましたから。」この瞬間から、具体的なオープン日が視野に入ってくるのです。
前述のトイレなんですが、もしも和便器だった場合、洋便器に変える費用もバカになりません。これが結構大きいんですね。 だからエアコン、トイレがあるからといって無条件に安心することも禁物なのです。そのあたりも含めてトータル的に検証するのが物件の設備チェックなのです。

この物件は良いとか、悪いとかではなく、その開業オーナーの計画にとって、その物件が適しているかどうかを検証するのがミソですね。
この物件で行こうと決めたが、決してあわててはいけない。借入という難関が待っているのです。国民生活金融公庫が一般的ですが、絶対に借入審査に通るという保障はどこにあるのでしょう?借入成立する前に物件取得費を払い、工事業者まで動かしてしまい、途中でもしも借入がダメだったら・・・これまた最悪のシナリオになります。あまり表立って聞かない話かもしれませんが、工事業者とオーナーとの間で裁判沙汰になったりしていることもあるのです。工事業者は材料を仕入れ加工し、組み立てるわけです。途中で工事を止めてもらっても材料代はしっかり請求されます。それも莫大な費用で。フライングは禁物!あるがままの事情を不動産業者に相談し、しっかり交渉していきましょう。
国民生活金融公庫は不動産物件の契約書がないと借入申請を受け付けてくれません。不動産申し込みはしても、本契約は借入成立の後に伸ばしてもらうようにしましょう。えっ?そんなこと可能なの?とよく聞かれますが、不動産業者さんに自分の計画をしっかり共有してもらい事情を理解してもらえれば必ず協力してくれます。逆に不動産業者さんもそのあたりの事は、よく理解しているものです。なんにも交渉せずに進めてしまえばもちろんすぐに家賃発生になります。すると、この段階からタイムリミットが自然に出来てしまいますよね。開業する前までにかかる無駄な家賃を最低限に抑えるため、ほとんどの人が一月以内に店を完成させてしまおうとするのです。しかし、こんな流れで進めていっても良い店が出来上がるはずありませんよね?そう思いませんか?
併せてこんな交渉も忘れずにしましょう。まずは家賃をできるだけ安くしてもらえないか頼んで見ましょう。また、家賃発生を2ヶ月後くらいからにしてもらえないかも交渉です。そして、お願いツイデです。
「保証金半分ぐらいにならないもんですかねぇ〜」
・・・・この際です。やるだけやっちゃいましょうよ!ダメもとです。

過去の事例をお話します。今までbhでサポートさせてもらったオーナーさんで、一切減額交渉に応じてくれなかった例は一つもありません。皆様驚くべき減額に成功しています。その秘密は・・・・?
もちろん私のアドバイスもあるもんで・・・ちょっと自慢?失礼!
<開業決意〜事業計画編に戻る 借入申請編へつづく>
bhの店舗開業プロデュースって一体どんなことをしてくれるって言うの?