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| 2007/11/14、さて、短い時間の中、様々な展開を経て、この日ようやく工事契約を迎えていた。実は浅野さん、名前のとおり、かの有名な忠臣蔵の登場人物、歴史上実在の、あの浅野内匠頭の正真正銘の血を引いているらしいのだ。したがって、忠臣蔵にあやかり、復讐の日でもある12月14日のオープンが、宿願だったのである。かねてから常に1214、1214という数字を声に出しており、自然にbhメンバーは討ち入りの日、すなわち12月14日をXデーと捉えていたのだ。
この日に限らず、浅野さんはこんなことも話していた。とにかく14という数字に縁があるらしく、過去どういうわけか、14という数字が付きまとうのだという。実は美容の免許番号も末尾も14だというのだ。そんなわけでオープンは12月14日、どんなことをしても12月14日・・・強烈なこだわりが浅野さんにはあったのだ。
<必読!トピックですぞ!>
ここで非常に印象的な偶然をご紹介しよう。この14という数字の偶然性の話は浅野さんと出会って、ある程度経ってから聞いた話なのだが、
ちょっと前のページに戻ってみてほしい。飯島と浅野さんが始めて会ったドルーチェの勉強会の日を思い出してほしい。なんと8月14日でした。また、その後、初めて不動産物件をチェックした日を思い出してほしい。9月14日でした。そしてこの工事契約の日である。偶然にも11月14日であった。決してこの日を狙ったのではないのです。業者さんと浅野さんとbhと、同時に立ち会える日にちがたまたまこの日であっただけである。なんとこの足跡アルバムを飯島が作っているときに気づき、びっくり仰天してしまったというわけです。浅野さんが言っている14という係数は、きっと何かあるに違いない!!(ちなみに浅野さん、10月14日って日曜日だったんだけど、何かありましたか?) |
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| 2007/11/22、この日の前日21日から現場は着工していた。通常工事契約が済んでから1週間ほどの現場乗り込みの為の準備期間を取り、職人さん達が現場に配属されるのは材料の取り寄せや、現場工程のタイムスケジュールが組まれてからなのである。 |
11/22、実はこの段階まで来ないと、実際に天井をはがしたり、壁をめくったりすることは出来ないのだ。去る9月14日、どんなに意識を向け設備状況をチェックしたところで、あの段階はまだ浅野さんも未契約段階であるわけだし、危険予測しておいても、予測は予測。実際はどうなっているのか、わからないのだ。こういった事情も開業ではトラブルの種になりうるので注意が必要である。結果的には大きな障害は存在しなかった。 |
11/22、ただ、計画していた照明器具が天井内のダクトに当たるので、1個だけずらすと変なので、その対象の器具すべてを浅型タイプに変更はしなければならなくなった。と言ってもこの段階からの予算アップは絶対に許されないので、当初の予定だった予算範囲内での対応を考えなければならない。 |
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| 11/22、店舗デザイナーはこういった場合に迅速に対応できるような柔軟性や監理能力が必要なのだ。センスがいいとか、絵や図面が描けるだけではデザイナーとしては認められないのです。飯島は思いますが、店舗デザイナー、設計士において、最も重要なスキルは監理能力、スケジュール監理能力、交渉能力、交通整理能力だと。 |
11/22、現場乗り込み時というのは、まずは、設備工事から始まるのが定石。電気配線であったり、給水排水経路の配管であったり、エアコンを設置するならダクト工事であったり・・・これらは、後で修復が出来ないものなので、デザイナー藤井を呼んで、綿密なすり合わせをする必要があるのだ。 |
11/22、この写真が、シャンプーシステム、ユメシステムの排水管となるのだ。こういった光景は、実際にお店で働くことになるオーナーさんも二度と見れないものだ。こうして、まさしく縁の下に力を発揮するものを仕込んでいくのだ! |
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| 11/22、外部のサインプレートを製作する際のシュミレーション用印刷。実際に貼り付けて浅野さんと検証する。グラフィックの要素であるが、常にbhのテーブルで連携してきた辻井、藤井の情報交換はかなりスピーディーなのだ。 |
11/22、現場の邪魔にならないところで、あれこれと確認事項を投げ掛ける藤井と、なんだかよく分からない話を懸命に理解しようと集中して聞き入る浅野さんである。 |
11/22、実際に現場が動き出すと、浅野さんもやや圧倒され気味で、全面的にお任せという感じである。仮にbhや藤井のような浅野さんの代理人的な役割の人物がいなかったとしたら?浅野さんのようにお任せなんて到底出来ないわけだ。工事と設計を別発注するメリットをわかってほしいものだ。 |
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| 11/22、これは造作家具で、タオルストッカーからタオルを引っ張り出す丸穴のサイズを確認しているところである。 |
11/22、すでに家具工場にて製作に取り掛かろうとしているので、ここで確認しておかないと、出来上がったときに、やっぱりもう少し大きく、とか小さくなんて出来なくなるのだ。 |
11/22、浅野さん自身、最も適したサイズは12cmパイです!なんて答えられるわけが無く、先に進んで作り直しなんてトラブルを避ける為に、こうして現場の大工さんに各種サイズの穴をサンプルで作ってもらったのだ。 |
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| 11/22、実際のタオルがないとわからない・・・急遽藤井の車まで移動し、タオルを使って実シュミレーション。 |
11/22、一枚だけじゃ足りない、積み重ねておくんだから・・・たたむサイズはどれぐらいだっけ??そんなやり取りの中、最も浅野さんが使いやすいベストなサイズを見つけ出した。 |
11/22、どうですか?こうして惜しまず確認確認、また確認。これをいかに繰り返すかで、先のトラブルを最小限度にすることができるのです。 |
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| 11/22、この物件の中でこんなお話があった。浅野さんが借りるまではこの植栽スペースは大家さんが利用していたのだ。色々お話し合いの上、大家さんの協力を頂き、植木類を他に移動してもらったのだ。こうした交渉も物件を借りる段階で左右する要素なのだ。 |
11/22、店舗として借りる以上、どうしても、不動産屋さん、大家さんに少なからずわがままを聞いていただかなければならない。交渉ごとが多すぎてやる気が失せてしまう開業者を見かけるものだが、経営者になる=交渉できる人になる。ということ。そんな練習の機会が盛り沢山なのが店舗開業の洗礼なのである。 |
11/22、夜遅くまでやり取りを重ねていたが、現場側の疑問点、問題点を藤井に一気に質問攻めとして押し寄せてくるのだ。とかく現場で働く者たちは圧力がある人種である。そんな圧力よりも強い勢いを出せることもデザイン設計者の素養なのだと思う。 |
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| 11/22、このとき、質問攻めに合う藤井は壁に直接スケッチを書きながら説明していた。藤井の大〜きな声が現場に響いていた。このシーンを冷静に見させてもらったが、完全に藤井のペース。藤井がリーダー、現場の人達は子分という構図だ。 |
11/22、仮設の照明を焚いて、給排水の配管作業は、まだまだ続いていた。この作業が今日中に終わらないと、明日からの作業が足止めとなってしまうのだ。一旦予定が立てられれば、一工程送れるごとに、後に続く作業がすべてドミノのようにずれ込んでいくことになるのだ。 |
11/22、現場というのは、開業オーナーさんは認識し辛いと思うが、総勢で50人以上の人間が入れ替わり立ち代り、絶妙な分業を繰り返して組みあがっていくのである。お店が出来上がり、幾人ものお客さんがこの場を訪れるわけだが、一番最初に出入りする人は、そう、現場の職人さんたちなのだ。 |
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| 11/22、そんな職人さんたちが追っ付けモードでイライラしながらお店を作ったとしたらどうだろう?ヘンテコリンな念が現場に残ってしまうというもの。職人さんたちにも無理なくゆとりのある時間と作業しやすい環境を敷くことは大事なことだと思うのだ。 |
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11/22、ひとり物思いにふける浅野さん。反対側では、相変わらず藤井と職人さんたちの建設的な議論が続いていた。 |
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12/4、この写真は藤井が単身現場チェックに赴き、飯島への報告のために撮影してきた写真である。飯島は現場に出向かなくとも、かなりスピーディーに報告が上がってくる。この段階の飯島は管制官である。よほどのトラブルが無い限り、飯島を現場に引っ張り出さない。これが藤井の目指していることなのだ。もちろん飯島が交通整理の為に、現場に出向くことになることもあるのだが、藤井は微妙に悔しそうな表情を見せることも少なくない。だが、こうして確実な“ほうれん草”(報告、連絡、相談)が守られていることにより、bhの管理体制は強固なものとなっているのである。
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| 12/5、この日飯島と浅野さんは店舗に設置するオーディオ機器を一緒に買いに行く約束をしていた。せっかくなので現場で会い進行状況を一緒に見てから買い物に行くことにしていた。 |
12/5、浅野さんも苦渋の選択でややコンパクトに妥協したファサードだったが、実際の雰囲気を目の当たりにしたところ、大感激で「い〜っすね〜!」を連発していた。 |
12/5、「なんだかニヤけちゃいますよ〜」と連発。確かにニヤけてました。なので、そのニヤけ具合をパシャリと記録させていただきました。 |
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| 12/5、中に入ると現場の工事も佳境の段階に入っており、さすがの熱気に浅野さんのニヤけもとまり、たちまち真剣な表情に変化。 |
12/5、これが藤井との間でこだわったガラスブロックの壁である。入り口真正面の表情である。 |
12/5、ここはカットスペースになるところである。奥はシャンプーブースとなり、さらにその奥に入ると、これまた、こだわり抜いたユメのシステムが導入されるのである。 |
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| 12/5、これは着付けができるように店内を大きくカーテンで仕切るのだが、普段はそのカーテンが店内から見えないようにすべてこの木のパネルの中にカーテンは隠れる仕組みにしたのだ。 |
12/5、左側、壁がへこんでいるところにミラーが貼りこまれるのだ。店内は至ってシンプルな雰囲気にまとめている。もちろん予算によってではなく、ちゃんと狙って選んでいるテイストである。 |
12/5、これが例のユメである。実際に経験した人はわかると思うが、すっごく快適!そのまま眠ってしまうこと間違いなし! |
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| 12/5、着工前から床下に空間があり、ところどころにこうした点検用の扉が存在していた。本来なら塞いでしまいたいところだったが、大家さんからの指示で、きちんと残すことが義務付けられていた。もちろん店内の床と同素材で目立たなく処理はしているが。 |
12/5、こちらもユメ。まだ実際に横たわるシートが入っていないが、こうしたシステムを取り付けるには色々と順序があるのだ。先に本体のベースになるところを組上げておき、工事の終わりに近い頃にシートを取り付けるのである。今のうちから入れてしまうと傷つけてしまったりするしね。 |
12/5、狭い空間に大の大人が所狭しと動き回る。文字通り足の踏み場がないのが現場というところ。円滑に作業を進めることに慣れている職人さんたちの連携は見ていると感心するものである。 |
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