美容室開業・美容室運営中の方の為のお助けどころ
美容サロン店舗開業ノウハウ 美容サロン開業店舗開業事業計画診断 美容サロン店舗開業プロデュースとは? 美容サロンプロデュース各種 HOME
店舗開業トラブル実例集 店舗開業ノウハウ 美容業種の方 その他の業種の方 代表者紹介 代表者ブログ 会社案内 Q&A お問合せ

グロリア美容室開業までの足跡アルバム
   ■ファミリーヘアサロングロリア・店舗開業までの足跡アルバム  
 

2007/9/17,つい4日前にbhのレクチャー&診断に来てくれたオーナー港直子さんのご依頼ですでに契約を済ませ家賃発生していた計画地。ここに設備状況をチェックしに来たのだが実はこの段階ではbhはプロデュースの請負するかどうか非常に迷っていたのだ。なぜならば、すでにオーナーさんの置かれている事情は意外に深刻で、すでに不動産契約も済ませ、カラ家賃を2ヶ月ほど払っている状況であった。

9/17、これに似た状況のオーナーさんとは数知れずお会いしてきたが、こういたケースの場合のオーナーさんというのは、プロデュースの依頼の仕方も神頼みに近いもの。とかく、すでに緊迫した精神状態に入りつつあるオーナーさんは、どうしても押せ押せモードが先に立ち、ここから先に決める数限りない選択肢への判断や、決断のひとつひとつに対し、非常に冷静さを欠くものなのだ。本当に良くないことなんですよ!

9/17、こした懸念の数々、オーナーさんの自らが今置かれている状況、これから先に全力を尽くしたとしても、すでに進んでしまった流出金を復活させることなど当然不可能であることなど。・・・4日前の診断では、あくまでも自身が引き寄せた現状況を冷静に受け入れた上、いたってニュートラルさを保ちながら、あせらずあわてず計画を進めることの重要性をご理解いただくことにポイントを絞った診断であったのだ。

9/17、診断の段階から詳しい話は聞いていたが、この物件にはご覧のとおり沢山の問題点があったのだ。まずはサッシュ、トイレ、エアコンが存在していないこと。また電気容量が美容室を始めるに足る設備を備えていないこと、ガスも現段階では引き込まれていないこと、水道はあるものの、個別メータが存在せず、使用量の区分がまだはっきりしていなかったことなど、クリアーすべきポイントだらけであった。

9/17、本来こういったあって当たり前的な要素が無い無いづくしの物件は、当然これからオーナー自身の負担にて用意するもの。これらの要素は、あらかじめ物件に備わっている物件と、このように一切そろっていない物件とある。

さて、 このように何も無い物件だったしたら、結果的に工事にかかってしまう額面は推定200万円前後のちがいとなってしまうのだ。

9/17、事業計画診断の段階でオーナー港さんの考えている予算や収支計画を細かく診断したわけだが、本来の飯島の判断基準としては、ズバリ、「この物件はやめましょう」とジャッジするような物件そのものであった。

もちろん物件の質や場所が悪いのではない。単純に港さんの計画にこの物件が合っていないだけの話である。



さて、だからといって、自力で借入も完了済ませ、すでに物件契約して、すでにカラ家賃2ヶ月支払済み、という状況の中、あまり予算計画が良くないと飯島に言われたって、港さんとしては、「ああそうですかぁ」と簡単にやめる訳にはいかず、とにかくこのまま突っ走るしかないわけである。

いつも言っていることですが、だからこそ、美容室開業の際、物件を“いの一番に契約すると危険”なのです。

今回の事例はほんの一例でしかありませんし、また幸い、“もう手の施しようがない最悪の状態”ではなかったので、悩んだ末、何とかお手伝いすることを決断した訳ですが、最悪の場合、肝心の出店すらできずに、貯めてきたお金だけ無くなったという事例も存在するのです。

このアルバムを見て少しでも慎重さを持ってもらえるとうれしいです。(bhでは本来、こういった状況の救済チックなプロデュースはお断りしていることが多い。しかし、オーナー港さんの切実な悩みと熱い助けてコールに、bhは正直、負けました、折れました、っていう感じでした。)

出来れば・・・本当は・・・一日も早く・・・1ヶ月以内にお店を完成させてほしい港さんだったが・・・

まずは十分に飯島のノウハウをご理解いただいて、 あわてて進めたときの更なるトラブルの怖さをご理解いただいて、

さて、そんな状況の中から、安全性や適正を守りつつ、可能性のある最短でスケジュールを立てたのである。
1 1月末のオープンに向け、特例っぽいのだが、プロデュース請負をすることになったのである。

あくまでも“今から出来ることの最良を導き出す為のプロデュースである。


 

 

9/28、さてやるとなれば、状況はどうであれ、全力を注いでコミットするのがbhのやり方だ。同時に絶対に満足と納得がオーナーさんに届かなければダメ。こういった難易度の高い計画には、やはり能力の高い店舗デザイナーが必要になる。そんなわけで藤井真哉に白羽の矢を向けた。とにかく大急ぎでGO!


すでにコンセプトワークも事前に済ませていたが、一番最初は「とにかく一般的な最もシンプルな普通の美容室」を作ってほしいと言っていた港さんだったが、コンセプトを明確にすると、一気に方向が普通の美容室ではなくなっていったのだ。

コアターゲットを探っていくうち、中高年のお客様や体の不自由なお客様への想いを強く持つ港さんが見えてきたのだ。当然長年のサロン経験で、こうした方を呼ぶには、カット後シャンプーブースに移動するという考え方に大きな疑問が生じ始めたのだ。立ったり座ったりをゼロにできるようなシステムの追求が藤井に求められた設計要素となっていった。

写真を残さなかったので、こうした文章でのご紹介になってしまうが、藤井が港さんに向けて提案した平面プランは実に20案に届きそうな勢いであった。コンセプトが開業者自身で明確になれば、店舗デザインや設計に対しての指示や要望の伝達は、俄然、具体的で明瞭なものとなるのだ。普通の美容室でいいんです!なんて言っていた港さん自身が一番驚いちゃうような話だったが、かなり細かく、難題とも言えるような要望をぶつけ始める・・・もちろん、それでいいんです!そうじゃなくちゃ意味が無いんです!コンセプトの重要性もわかっていただきたい。

9/28、そんなわけで検討することとなったのが、このスイング式のシャンプーシステムであった。これならば、中高年の方々、体の不自由な方をずっと定位置で動かさず施術してあげられる!港さん、ややワクワク気味になってきました!そうと決まれば、飯島が藤井にその場で指令を飛ばした!「新宿にある大広ショールームに実物見ておいで!」

上の写真はその時ショールームで撮影し、再びbhオフィスに戻ったときに飯島に報告のするため藤井が撮影してきた写真なのである。帰ってくるなり「あれいいですよ〜!あれにします!」と港さん。うれしそうだったなぁ。

 


 

10/5、コンセプトが定まれば後はどんどん追及していくのみ!bhが藤井真哉を起用するの最大の利点。それは藤井は飯島が立ち会う定例の打合せの間に幾度と無くオーナー港さんの元に向かい徹底的に打合せをしてくることだ。そしてまいしゅうbhオフィスで行う定例打合せ時には、ほぼ“飯島に確認してもらうだけ”という状態を作り出すのだ。こうしたスピードが問われる計画にも柔軟に対応できることは店舗デザイナーにとって必要不可欠。港さんとの連携もばっちり。

とはいえ、飯島からの見え方・・・藤井、結構大変そうだなぁ・・・港さんには無理難題どんどん言って良いからとアドバイスしてるのでね。本当に無理難題の連続だったみたいよ??


10/24、というわけで、条件付の大急ぎバージョンで進めてきたグロリア計画も工事契約の段階になだれ込んでいた。大急ぎとはいえ、bhの名物である寒い打合せ=減額調整も手を抜かずしっかりやりました。もちろんいつものようにかなり辛かったです。やや急ぎ気味で行ったせいもあってか、港さんも、寒い打合せには微妙な疑問が残ったらしい。専門家同士のやりとりや、専門用語の数々は、時として、煙に巻かれているような不安と怪しさを抱かせるらしい。オーナーさんからbhへ、はじめての厳しいご指摘だった。

10/24、その微妙な疑問をこの契約の前日に飯島に電話で打ち明けてくれた港さんには感謝しています。そのようなご指摘を受け、実は写真のような調印前に、もう一度、寒い打合せ・延長戦をするようにガイドしました。工事内容はもちろん、金額的に疑問があれば、納得がいくまで説明します。よく分からないままだったら、どんなことがあってもハンコは押させない。そうでなければbhが間に入った意味が無いんです。扱うお金は大金ですよ?絶対にすべて理解して契約するべきでなのある。

10/24、とは言っても、工事項目や単価なんて一般の人が見ても良く分からない。だからこそ、飯島や藤井が間に入って解説(通訳)する必要があるんです。 わかるまで何度でも説明する。いたって当たり前の話なのだ。

 

「本当にご理解できました?本当に押しちゃっていいんですか?完全に納得がいくまではハンコ押さないでくださいね!まだ不明な点や納得がいかないことがあれば、わかるまで何度でも説明しますからね」しつこいぐらい言いました。

 

この契約の後、 藤井と工事業者さんから言われた。飯島、すごく怖かったらしいです。

   

 

10/24、立会人としてbh飯島由敬も工事契約書に記名捺印しています。先々もしも何かトラブルがあれば必ず私が間に入って交通整理することになるのです。

 

2ページ目につづく>>>