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オープン告知チラシは美容室開業時における最も短命な販売促進アイテム

開業直後のメイン広報紙媒体は、オープン告知チラシ

美容室開業では様々な販売促進用の紙媒体を制作する必要があります。

名刺、ショップカード、ポイントカード、DMなど。

これら紙媒体の中で、開業時に最も重要なものはオープン告知です。

お店のデビューを周辺の住民に拡散させる役割のアイテムです。
開業は店舗工事を筆頭に大きな資金が出費がありますが、この出費額の管理意識がしっかりしていないと容易に予算オーバーとなってしまいます。

 

その予算オーバーに関与する
オープン告知チラシにまつわる失敗事例がありるのです。
さて、オープン時に告知チラシは何枚印刷する必要があるのでしょうか?

この基準も分からない開業者はつい多額の負担をしてしまうものです。

広告物発注の枚数を事前に把握していないと思わぬ出費に

オープン告知チラシ、一般的にはどれぐらいの部数を印刷するものなの?

街の印刷屋に行って店員さんにこう訪ねると

一般的な中~大企業と同レベルの基準で返答してくるかもしれない。

数万部ぐらいが一般的でしょう・・・

何にも知らない美容師さんは、ではこの数万部でお願いします!と発注してしまいがちなのです。
部数が多ければ、もちろん印刷代も高額・・・

実際の額面に戸惑いつつもオープン告知だからまぁやむを得ない・・・とオープン告知の重要性を優先し発注してしまうのです。

 

旧職場などでバックヤードに、開業から何年も経過しているに、

オープン当時の告知チラシが大量に残されていたりしませんか?

オープン告知チラシは最も短命な紙媒体であることを知っておきましょう。
チラシを配り始めるのは、理想的にはオープンの2~3週間前。そしてこのチラシはオープン2週間後になるともう必要なくなる。

無駄な出費を未然に防ぐためには

開業直前1週前にこれを慌てて制作し、

直前でポスティングしたいところだけれど肝心の配布人員が自分一人・・・

たった一人でのポスティングは頑張っても拡散能力は非常に低いことはいうまでもありません。

 

やがてオープンを迎え、日々の施術業務に入るとポスティングはあまりできない状況になります。

そのまま2週間が経過・・・数年後、バックヤードには数万部用意したチラシが大量に残ったままとなるわけです。

開業時に作ったチラシの9割がゴミとなり、そのまま店のバックヤードに放置されるということです。

こんな失敗をしないために。

チラシはオープンの2週前に確実に完成品が手元に届いていること。

配布人員は何名体制なのか?それに応じて印刷部数を決めること。

重要なのはたったこの2つです。
もし、部数が足りなくなれば、即、追加印刷をすればよいだけのことです。

しかし、多く印刷しすぎると、そのままゴミを増やす危険性があるということです。

著者:

ヘアサロン開業アカデミー代表
美容室開業プロデューサー

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