10年後の健全経営を見据えた美容室の独立開業のお手伝い ヘアサロン開業アカデミー

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「客を待ち続ける姿勢」の美容師さん気質

広報活動というのは「知らせること」「教えること」

美容師さんは決して路上などで強引な客引きをするような人種ではありません。

むしろ、ひたすら店内でお客様を待ち続ける人種といえます。

美容師という職種柄、営業職たっぷりに売りこむことは確かに向かない業種ですね。

しかし、ゴリゴリの営業のスタイルを100とし、ただただ来客を待ち続けるスタイルを0とした場合、

美容師さんは、
せめて60ぐらい、もう少し営業寄りの精神に切り替えないと独立開業後、経営者としてはつとまりません。

日々技量を上げるためにひたすら精進してきた技術者気質が、なかなか外のお客さんをグイグイを引き入れるというやり方が性に合いません。

もちろん、繁華街の駅周辺にいる居酒屋の兄ちゃんや歓楽街の客引きみたいになれと言っているわけではないんです。

方法は違えど、もっと自分の店の良さを周囲にどんどん知らせるぞ!という基準が重要なのです。

広報というのは、

知らせること。教えること。

仮にどんなに施術単価が高額であったとしても、

何故、自分の店はやや高額なのか?

その理由を何も知らないお客に知らせる、教えてあげる活動、

これを怠らないようにしましょうということなのです。

広報のための手段は様々

その具体的方法はいろいろあります。

チラシ、パンフレット、リーフレット、クーポン、ニューズレター・・・などの紙媒体。

ホームページ、ブログ、SNS・・・などのネット媒体もある。

これら広報手段は一方通行の発信であり、客の反応は見ることができません。

結果的には待っているだけ方法といえます。

 

この方法でもさらに一歩踏み込んだレベルのアプローチがあります。

紙媒体でいえば、やはりDM

ネット媒体なら、メールマガジンや、個別の客へのダイレクトメール、

これらは、すでに住所やメールアドレスを知っている特定の客に絞りこんでのアプローチです。

すなわち何らかの形で一度コンタクトを取り合った客とういことです。

特定の相手を絞り込んでアプローチしていく方法です。

待ち続ける受動的広報ではなく能動的な広報を

このように数ある広報、販促の方法にも、

能動的かつ積極的に知らせるスタイルの広報

受動的に、ひたすら反応を待つスタイルの広報

この2極が存在します。

美容師さんは独立開業後は、少なくとも、

今までより能動的に広報していく!

この精神が向いていると思うのです。

著者:

ヘアサロン開業アカデミー代表
美容室開業プロデューサー

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