ボイラーをわかりやすく説明するなら、冷蔵庫ぐらいのサイズの巨大な電気ポットです。
その巨大なポットに水が常に給水されて沸かされ、保温状態で貯水しているものです。
電力で温めるとは限らず、ガスを使うタイプも普及しています。
ボイラーがなぜ重宝されるのか?
ボイラーの内部には水が常に給水されて沸かされ、保温状態で貯水します。
施術でお湯が減るたびに再び水が足され、再び沸かされ、再び保温状態となります。
このように一定量のお湯が貯められているがゆえに、シャンプー施術でお湯を使っても一定の水圧で供給されます。
よく「水圧が落ちることがない」と言われるのは、以上の理由からです。
また、温まったお湯が常にある状態なので、捨て水が少なく(高額な機種によっては捨て水がでないものもあります)、すぐにお湯を出すことができます。
ボイラーを導入すると、美容師が特に懸念する水圧問題を回避可能となります。安心しながら施術に打ち込めるわけです。
ボイラーは大きな設備で高額
ボイラーはかなり大きな設備で設置もそう簡単にはできません。
値段も高額で、モノにもよっては定価で100万円前後しまうものもあります。
この金額は、開業予算が限られる小規模美容室店舗の場合においては、頭を悩ませるポイントです。
ボイラーの代わりになる給湯器はないのか?
小規模の美容室の開業は、限られた予算で数多くの機材を準備する必要があり、ボイラーにそこまで費用を掛けたくない。
そのようなご意見を開業さんから相談を受けます。
ボイラーを購入しないで美容室を開業する方法はないのでしょうか?
実は、シャンプー台数が2台程度までの小規模の美容室なら、必ずしもボイラーが必須とは限りません。
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